フラワーエッセンス チェスナットバッド(チェストナットバッド)

2022年4月27日

フラワーエッセンス チェスナットバッド(チェストナットバッド)/Chestnut Bud

フラワーエッセンス・チェスナットバッド

フラワーエッセンス・チェスナットバッドは「現在の状況に十分な関心を払えない」というカテゴリーに含まれています。つまり、今ここで起こっていることに意識を集中できないときに助けになるフラワーエッセンスです。

では、どのようなときに助けになるかというと、ある行動が型にはまったように同じパターンの繰り返しになっているときです。その経験のなかで目覚めていることができず、ただ型にはまった習慣のようになって意識はどこか他のところにあるようなときです。チェスナットバッドのフラワーエッセンスは、そのようなパターンを経験しやすい人の中にもともとある、経験の細部に意識を届かせてそこから洞察を得ることのできる力を目覚めさせてくれます。

このことを植物の視点で捉えてみると何か言えることがあるでしょうか。まず、チェスナットバッドのフラワーエッセンスはトチノキ科トチノキ属の植物です。バッチの38の中には同じトチノキ属の植物のフラワーエッセンスが3つあります。チェスナットバッド、ホワイトチェスナット、レッドチェスナットの3つです。

この3つのフラワーエッセンスの性質を思い出してみてください。そうです。いずれも繰り返すパターンを落ち着けるような作用があると思いませんか。チェスナットバッドのフラワーエッセンスは繰り返す行動、ホワイトチェスナットのフラワーエッセンスは繰り返す思考、レッドチェスナットのフラワーエッセンスは大切な人への繰り返す心配。どうやってパターンを落ち着けるかというと、「いまここ」に意識を向けることです。

そして、もう一つ植物の視点から興味深いことは、チェスナットバッドのフラワーエッセンスが花からではなく、展開し始めた冬芽からつくられることです。
ジュリアン・バーナード氏はそのことについて次のように述べています。「それは、春の葉が、新しい季節や新しい始まり、そして新しい成長をよく表しているからです。また、葉は植物の呼吸器官でもあり、光と空気を吸収し、光合成を通じて地上の生命を支えるエネルギーを生み出します。この物理的な活動は、経験と観察が魂の学びと成長を支えていることに対応しています。(*1)」

この引用だけではわかりずらいかもしれませんが、植物の葉が、呼吸によって生命活動を支えるエネルギーを生み出していることと、私たちが経験と観察から新しい洞察を得ることによって魂の学びと成長を促していることの間には対応関係があると彼は言いたいのだと思います。

バッチ医師はチェスナットバッドのフラワーエッセンスを魂の学びと成長を促すためのエッセンスとして、花からではなくそのような対応関係のある植物の葉からつくったいうことだと思います。

そのような解釈以外に個人的に思うことは次のようなことです。冬芽から展開していくセイヨウトチノキや日本のトチノキの葉を何度も見ていると、とても印象的に感じることが2つあります。

1つは、セイヨウトチノキの冬芽が展開し始めるのが冬から春への変わり目(日本では3月の終わりから4月のはじめの頃)だということです。早春の光を受けて、他の多くの樹木に先駆けて葉を展開し始めるのが印象的です。

そして、もう1つはその展開の仕方、展開のプロセスです。冬の間表面的にはほとんど動きのないセイヨウトチノキの冬芽は展開し始めると、折りたたまれてしまわれていた特徴的な掌状複葉を勢いよく一気に展開していきます。

その様子は植物的なエネルギーが勢いよく物質レベル(葉)の隅々にまで無駄なく展開されていくプロセスに見えます。それは私たちにとっては、生命エネルギーが身体の隅々まで行き渡って目覚めている状態に対応するのではないでしょうか。チェスナットバッドのフラワーエッセンスが花からではなく展開し始めた冬芽からつくられるのには、そんなと理由もあるのではないかと思います。

花からではなく展開し始めた冬芽からつくられるチェスナットバッドのフラワーエッセンスは、今ここで起こっていることに意識を向け、その細部まで意識を届かせて、その出来事が自分にとってどんな意味があるのかを洞察するのを助けてくれます。

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*1: ジュリアン・バーナード、谷口みよ子訳 『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』 フラワーレメディー・プログラム・ジャパン 2013, p.203 – 204

フラワーエッセンス チェスナットバッド(チェストナットバッド)の性質

・経験から学ぶ力、洞察する力。

【経験しやすいパターン】
・経験に対する注意深い目を持つことができない。経験からなかなか学ぶことができず、同じようなパターンや失敗を繰り返す。

日常生活で使う

・記憶力や学習能力を刺激するために。

・何度も同じことを言わなければならない子どもたちに。

・喫煙、飲酒、食べ物などのよくない習慣を打ち破りたいとき。

・子ども時代に学習されたパターンを打ち破るために。

・「型」にはまっていると感じるときに。

・同じ言葉や話を何度も何度も繰り返す人に。

・感覚を開いて気づきを促したいときに。

【動物たちに】

・ペットのよくない習慣を変えたり、他のトレーナーから教えられた古い習慣を変えるときに。たとえば、靴を噛んでしまう犬や自分の毛を抜いてしまう鳥など。

・鋭敏な感覚を必要とするとき。たとえば、匂いをかぎわけたりする警察犬の訓練や、侵入者を警戒しなくてはいけない番犬など。

植物としてのチェスナットバッドの特徴

チェスナットバッドはバックエッセンス(バッチフラワー)の中で、唯一植物の新芽からつくられるエッセンスです。

そして、その新芽はホワイトチェスナットの新芽です。つまり、ホワイトチェスナットの木からは、花からホワイトチェスナットのエッセンスが、そして、新芽からチェスナットバッドのエッセンスがつくられます。植物についての特徴はホワイトチェスナットを参考にしてください。

チェスナットバッドの写真

チェスナットバッド
チェスナットバッド
チェスナットバッド

参考文献

・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳 BABジャパン、2003

・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936

・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990

Posted by admin_takahara