チェスナットバッド(チェストナットバッド/Chestnut Bud)のフラワーエッセンス

セイヨウトチノキの冬芽から葉が展開し始めたところ
セイヨウトチノキの冬芽から葉が展開し始めたところ

チェスナットバッドのフラワーエッセンスは、今ここで起こっていることに意識を向け、その細部まで意識を届かせて、その出来事が自分にとってどんな意味があるのかを洞察するのを助けてくれます。
このページでは、チェスナットバッドの性質とどんなときに使えるか、そして38種で唯一、花ではなく冬芽からつくられるという成り立ちを紹介します。

目次

チェスナットバッドはどんなときに使える?

チェスナットバッドは、エドワード・バッチが1935年につくった19種「セカンド19」のひとつです。
バッチはチェスナットバッドを「いまへの関心の薄さ」というカテゴリーに分類し、こう書いています。

自分の経験や観察を十分に活かせない人に。日常生活でも教訓を得るのに、他の人より時間がかかります。一度経験すれば済む人もいる中で、このような人が教訓を学び取るには、時には何度も経験する必要があります。

『エドワード・バッチ著作集』「12の癒し手とその他のレメディー」1936

つまり、今ここで起こっていることに意識を集中できないときに助けになるフラワーエッセンスです。

では、どのようなときに助けになるかというと、ある行動が型にはまったように同じパターンの繰り返しになっているときです。
その経験のなかで目覚めていることができず、ただ型にはまった習慣のようになって、意識はどこか他のところにあるようなとき。

チェスナットバッドのフラワーエッセンスは、そのようなパターンを経験しやすい人の中にもともとある、経験の細部に意識を届かせて、そこから洞察を得ることのできる力を目覚めさせてくれます。

チェスナットバッドと共鳴する心

【チェスナットバッドが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・経験に対する注意深い目を持つことができない。経験からなかなか学ぶことができず、同じようなパターンや失敗を繰り返す。

【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・経験から学ぶ力、洞察する力。

日常生活で使う

・「また同じことをしてしまった」と、同じパターンを繰り返してしまうときに。

・喫煙、飲酒、食べ物などのよくない習慣を打ち破りたいとき。

・子ども時代に学習されたパターンを打ち破るために。

・「型」にはまっていると感じるときに。

・感覚を開いて気づきを促したいときに。

植物としてのチェスナットバッド

チェスナットバッドは、バッチの38種のなかで唯一、植物の新芽からつくられるエッセンスです。

そして、その新芽はホワイトチェスナット(セイヨウトチノキ)の新芽です。
つまり、ホワイトチェスナットの木からは、花からホワイトチェスナットのエッセンスが、そして新芽からチェスナットバッドのエッセンスがつくられます。

植物としての特徴は、ホワイトチェスナットのページを参考にしてください。

(→ ホワイトチェスナットのフラワーエッセンス

同じ木から生まれる3つのエッセンス

バッチの38種のフラワーエッセンスの中には、同じトチノキ属の植物からつくられるものが3つあります。
チェスナットバッド、ホワイトチェスナット、レッドチェスナットの3つです。

この3つの性質は、いずれも繰り返すパターンを落ち着けるような作用があると思いませんか。

チェスナットバッドのフラワーエッセンスは繰り返す行動、ホワイトチェスナットのフラワーエッセンスは繰り返す思考、レッドチェスナットのフラワーエッセンスは大切な人への繰り返す心配です。

(→ ホワイトチェスナットのフラワーエッセンスレッドチェスナットのフラワーエッセンス

なぜ花ではなく、冬芽からつくられるのか

植物の視点からもう一つ興味深いことは、チェスナットバッドのフラワーエッセンスが花からではなく、展開し始めた冬芽からつくられることです。

ジュリアン・バーナードは、そのことについて次のように述べています。

それは、春の葉が、新しい季節や新しい始まり、そして新しい成長をよく表しているからです。また、葉は植物の呼吸器官でもあり、光と空気を吸収し、光合成を通じて地上の生命を支えるエネルギーを生み出します。(*1)

植物の葉が呼吸によって生命活動を支えるエネルギーを生み出していることと、私たちが経験と観察から新しい洞察を得ることの間に、対応関係があるということだと思います。

そのような解釈以外に、個人的に思うことは次のようなことです。

冬芽から展開していくセイヨウトチノキや日本のトチノキの葉を何度も見ていると、とても印象的に感じることが2つあります。

1つは、セイヨウトチノキの冬芽が展開し始めるのが冬から春への変わり目(日本では3月の終わりから4月のはじめの頃)だということ。
早春の光を受けて、他の多くの樹木に先駆けて葉を展開し始めるのが印象的です。

セイヨウトチノキの葉が展開し始めたところ
セイヨウトチノキの葉が展開し始めたところ

もう1つは、その展開の仕方です。
冬の間、表面的にはほとんど動きのないセイヨウトチノキの冬芽は、展開し始めると、折りたたまれてしまわれていた特徴的な掌状複葉を、勢いよく一気に展開していきます。

その様子は、植物的なエネルギーが勢いよく物質レベル(葉)の隅々にまで、無駄なく展開されていくプロセスに見えます。
それは私たちにとっては、生命エネルギーが身体の隅々まで行き渡って目覚めている状態に対応するのではないでしょうか。

チェスナットバッドのフラワーエッセンスが花からではなく展開し始めた冬芽からつくられるのには、そんな理由もあるのではないかと思います。

チェスナットバッドのフラワーエッセンスを使ってみる

チェスナットバッドのフラワーエッセンスは、国内のショップでも、海外からの個人輸入でも入手できます。
私が運営しているフラワーエッセンス個人輸入代行SEEDSでもお取り扱いがあります。海外からのお取り寄せのため、お手元に届くまでに発送から2週間ほどかかります。為替の状況によっては、少量のご注文の場合、国内で購入される方が安価なこともあります。(→ 個人輸入について詳しくは[こちら])

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チェスナットバッドの写真

冬芽から葉が展開し始める直前のセイヨウトチノキ
冬芽から葉が展開し始める直前のセイヨウトチノキ
葉が展開し始めたセイヨウトチノキ
葉が展開し始めたセイヨウトチノキ


引用・参考文献

(*1)ジュリアン・バーナード『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』谷口みよ子訳、フラワーレメディー・プログラム・ジャパン、2013、p.203-204
・ジュリアン・バーナード/マーティーン・バーナード『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳、BABジャパン、2003
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990


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