
ヘザーは、とにかく自分の関心事を人に聞いてもらい、人が自分のことにエネルギーを注いでくれるのを感じることで、不安や空虚さを満たそうとする態度を身につけた人の助けになるフラワーエッセンスです。
このページでは、ヘザーの性質とどんなときに使えるか、そして荒地を一面に覆って咲く低木としての姿を紹介します。
ヘザーはどんなときに使える?
ヘザーは、7ヘルパーズの3番目につくられたエッセンスです。
エドワード・バッチはヘザーを「孤独」というグループに分類し、1936年の『トゥエルブヒーラーズとその他のレメディ』に収めています。
ヘザーが助けになる人について、こう書いています。
親しく付き合える人をいつも捜している人に。相手が誰であろうと関係なく、自分の関心事を話し合う必要のある人です。わずかの間でも、一人でいなければならないと、とてもみじめに感じます。
(『エドワード・バッチ著作集』「12の癒し手とその他のレメディー」1936)
気がつくと、自分の話ばかりしていた。寂しくて、誰かに聞いてほしくて。
「満たされたい」という思いは、誰にでもあります。
ヘザーは、その空虚さを外からではなく内側から満たし、相手を思いやることのできるあたたかな関心が育つのを助けてくれるフラワーエッセンスです。
フラワーエッセンス・ヘザーと共鳴する心
【ヘザーが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・内面で空虚さや孤独感を感じていて、人からの注目や同情を得ることでその「穴」を埋めようと、自分の問題や心配事を相手の事情などかまわず詳細に話し続けたりする傾向。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・感情的に自立して深い思いやりを持って人を気遣うことができる。
日常生活で使う
・一日の出来事、自分の病気のこと、あるいは人生のことなど、自分のことを話し出すと止まらない人に。
・自分の問題について話すことで人とつながろうとしてしまうときに。
・自分の話に人からの注目を集めることで自分を満たそうとするときに。
・祈りや瞑想などを含め、自分との静かな時間をもちたいときに。
・特別な注目を集めたがるクラスの道化役に。
植物としてのヘザー
ツツジ科カルーナ属。学名:Calluna vulgaris、和名:ギョリョウモドキ。
荒地や湿地を広く覆って繁茂する、耐寒性の強い常緑の低木で、高さは20〜50cmほどに育ちます。
イギリスでの開花期は8月から9月で、ピンクから紫色の花が、長さ10〜20cmの総状花序につきます。
カルーナ属はヘザー1種だけです。エリカの近縁で、以前はエリカの1種とされていました。
見分けどころは花のつくりで、カルーナは花弁が萼片より短いため、花のように見えているのは萼です。
属名の Calluna は、ギリシア語で「掃く」を意味する kalluno から来ています。枝がほうきとして使われたことに由来するといわれています。
暮らしのなかのヒース
ヘザー(ヒース)には、実用的な使い道がたくさんありました。
長く伸びた茎は丈夫な屋根葺き材になり、束ねてほうきが作られました。黄色の染料をとったり、海水にも耐える丈夫なロープを作ったりもしています。
スコットランドのルイス島では、人が引く鋤に2列の木製の歯と、その後ろにヒースの葉が1列ついていて、土をならすのに使われていました。
(参照:Trees for Life「Heather mythology and folklore」)
風景そのものが伝えるもの
ヘザーの印象的な特徴は、一つひとつの花というよりは、ヘザーが群生する荒地の風景そのものです。
ヘザーのエッセンスは、植物の花に基づいているのと同じくらい、その場所全体の地理的環境に基づいている、環境エッセンスです。
J.バーナード

同じ「孤独」のカテゴリーのエッセンス
バッチは、ヘザーをインパチェンス、ウォーターバイオレットとともに「孤独」のカテゴリーに分類しています。


ヘザーのフラワーエッセンスを使ってみる
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参考文献
・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』 スミス マキコ訳 BABジャパン、2003
・パトリシア・カミンスキ―/リチャード・キャッツ 『フラワーエッセンス・レパートリー』 王由衣訳 BABジャパン、2001
・ジュリアン・バーバード『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』 谷口みよ子訳 英国フラワーレメディー・プログラム 2013
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990
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