マスタード(Mustard)のフラワーエッセンス

マスタード(ノハラガラシ)の黄色い花
マスタード(ノハラガラシ)の黄色い花

マスタードは、思い当たる理由がないのに心が重くなり、暗い雲がたれこめるような気分に覆われてしまうときに、落ち着きと生きる喜びを取り戻すのを助けるフラワーエッセンスです。
このページでは、マスタードの性質とどんなときに使えるか、そしてノハラガラシという植物としての姿を紹介します。

目次

マスタードはどんなときに使える?

マスタードは、バッチが最後につくった19種「セカンドナインティーン」のひとつで、1936年の『トゥエルブヒーラーズとその他のレメディ』に掲載されました。

エドワード・バッチはマスタードを「いまへの関心の薄さ」というカテゴリーに分類しています。今起こっている現実に十分意識を向けることができないという状態のときに助けになるフラワーエッセンスということです。

バッチはマスタードが助けになる状態について、冷たく暗い雲が光と生きる喜びを覆い隠してしまうようだ、と書いています。そして、そうした状態には理由や説明が見つからないことがある、とも。

特に理由はないのに気分が重い。なんとなく暗く、絶望的な気持ちにさえなる。けれども、なぜなのかがわからない。
マスタードは、そんなときに感情のバランスを整え、落ち着きと生きる喜びを思い出させてくれます。

マスタードと共鳴する心

【マスタードが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・理由もなく暗雲がたれ込めてくるような暗い憂鬱な気分におそわれ落胆する。

【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・感情的な落ち着きと生きる喜び。

日常生活で使う

・陰鬱な気分でふさぎこんでいるときに。

・動きたくないほど気分が重いときに。

・雨の続く時期や冬のあいだ、太陽の光にあたらないと気分が沈むときに。

・出口のないトンネルに入ったように感じて、光が見えないときに。

・部屋の雰囲気が陰鬱なときに、マスタードのミストスプレーを。

植物としてのマスタード

マスタードの和名は、ノハラガラシ。
アブラナ科シロガラシ属の一年草で、地中海沿岸が原産です(学名:Sinapis arvensis)。茎はまっすぐに立ち、高さ40〜80cmほどになって群生します。

春から初夏にかけて、倒卵形の花弁を4枚もつ黄色い花をつけます。アブラナ科の花は花弁が4枚で十字状に並ぶため、昔は十字花科(Cruciferae)とも呼ばれていました。

アブラナ科の植物の多くは、秋に芽生え、冬をロゼット(地上茎がないか極端に短く、葉が放射状に地面に広がった状態。タンポポなど)で過ごし、春に花を咲かせるというサイクルをもっています。
硬くやせた土地、海岸のアルカリ性で塩分のある土地、気候の厳しい日当たりのよくない土地などに生える、パイオニア植物(荒地や裸地に真っ先に現れる植物)です。

果実は長さ2〜5cm、幅2〜4mmで、なかに7〜16個ほどの種子が入っています。種子は暗褐色の球形で、直径1〜1.5mmほどです。

マスタードの種——10年以上眠ることがある

マスタードの種子は「種子銀行」と呼ばれ、10年以上も地中に眠ったまま、発芽する力を保ち続けることがあります。
自然の営みや畑の耕作によって地表近くに持ち上げられると、いっせいに芽を出し、ほかの植物を圧倒して地面を覆いつくすように群生します。

聖書のなかのカラシ種

新約聖書のなかで、イエスは神の国をカラシ種にたとえています。
「土に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほどの大きな枝を張る」(マルコ4:30〜32)

ここで語られているカラシは、植物の大きさからクロガラシとする説が有力です。ただ、イスラエルではシロガラシやノハラガラシのほうがクロガラシよりもよく見られるようです。
いずれにしても、小さな種子が急速に育って群生するカラシの姿が、たとえに用いられています。

名前の由来

属名のSinapisは、ギリシャ語で「カラシ」を意味するsinapiに由来します。
種小名のarvensisは、「畑の、耕作した土地の」という意味のラテン語に由来します。

体験談や関連する記事

マスタードのフラワーエッセンスを使ってみる

マスタードのフラワーエッセンスは、国内のショップでも、海外からの個人輸入でも入手できます。
私が運営しているフラワーエッセンス個人輸入代行SEEDSでもお取り扱いがあります。海外からのお取り寄せのため、お手元に届くまでに発送から2週間ほどかかります。為替の状況によっては、少量のご注文の場合、国内で購入される方が安価なこともあります。(→ 個人輸入について詳しくは[こちら])

  • どのエッセンスが自分に合っているか迷うときは、バッチフラワーエッセンスの選び方も参考にしてください。(→ バッチフラワーエッセンスの選び方
  • 一人で選ぶのが難しいときは、個人セッションでご一緒に探すこともできます。
  • 一つひとつのエッセンスと植物のつながりを深く学びたい方は、フラワーエッセンス基礎講座で。マスタードは講座の「光を見出す」の回で実際に扱うエッセンスの一つです。

同じ「いまへの関心の薄さ」のカテゴリーのエッセンス


参考文献

・J. アディソン『花を愉しむ事典』樋口康夫、生田省悟訳、八坂書房、2002
・廣部千恵子『新聖書植物図鑑』教文館、1999
・『日本の帰化植物』平凡社、2003
・長田武正『原色日本帰化植物図鑑』保育社、1976
・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳、BABジャパン、2003
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990


ここまで読んでくださってありがとうございました。もし、何か参考になったり、この記事いいなと思われたら、💚のボタンを押していただけるとうれしいです。

目次