
ロックローズは、強い恐怖やパニックで頭が真っ白になり、体がすくんで動けなくなるようなときに、勇気と冷静さを呼び戻すのを助けるフラワーエッセンスです。緊急時のブレンド「レスキューレメディ」に含まれる5種のうちの一つでもあります。
このページでは、ロックローズの性質とどんなときに使えるか、そしてハンニチバナという植物としての姿を紹介します。
ロックローズはどんなときに使える?
バッチはロックローズを「恐れ」を経験しているときに助けになるカテゴリーに分類し、次のように書いています。
救急用のレメディー。希望も全くないような、緊急時のためのレメディーです。事故、突然の病気、あるいは患者が非常に怯えている時に、また、深刻な状況では、周囲の人まで怯えさせてしまうような時に。
『エドワード・バッチ著作集』「12の癒し手とその他のレメディー」1936
恐怖で体がすくむ。頭が真っ白になって、どうしていいかわからない。
このときの恐怖は、理屈で説明できるものというより、「取り返しのつかないことが起こる」「自分が自分でなくなってしまう」と感じられるような恐怖です。
事故や災害、人生の大きな試練に直面したときだけでなく、子どもが見る怖い夢のように、日常のなかに顔を出すこともあります。
ものごとに過敏に反応して興奮したり、パニックになりやすいという形であらわれることもあります。
ロックローズのフラワーエッセンスは、そうした極限の状況のなかで、恐れを勇気と冷静さに変えるのを助けます。
ロックローズと共鳴する心

【ロックローズが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・死や消滅を意識するような恐怖を感じる状態。あるいは物事に過敏に反応して興奮したりパニックになりやすい。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・恐れを勇気と冷静さに変え、危機や恐怖に直面できる。
日常生活で使う
・強い恐怖やパニックにのみこまれそうなときに。
・事故や災害など、突然の出来事に直面したときに。
・子どもが怖い夢を見て、なかなか落ち着くことができないときに。
・大きな試練や危機を前にして、勇気をもって向き合いたいときに。
植物としてのロックローズ
ロックローズの和名は、ハンニチバナ。
ハンニチバナ科ヘリアンテムム属の常緑の多年草です(学名:Helianthemum nummularium)。原産は地中海沿岸から西アジアにかけて。
地面に近い高さで群生し、あちこちに伸びる細い茎は木質化します。
葉は小さく深緑色で、対生。常緑なので一年中葉を付けています。
花柄は、葉の広がる地面から垂直に80〜100mmの高さに伸びて、その先に蕾をつけます。
花は直径20〜25mm、5枚の花弁は明るい黄色で、しわの寄ったシルクかティッシュペーパーのように華奢です。
花の寿命はたった一日で、花弁はすぐに落ちてしまいます。
蕾のときは下を向いていますが、日が照ると、開きながら向きを変えて空を見上げます。
雨の降る朝には頭を垂れ、晴れた日には、ひまわりと同じように太陽の方を向きます。
私が実物を見たのは、筑波実験植物園でしたが…。インターネットで花の写真を見つけて、ここにあることを知り、出かけました。訪ねたのは10月の半ばでしたが、常緑のはずが、葉がないどころか枝も枯れていました。株ごとすでに枯れていたようです。

金貨のような、太陽の花
学名の Helianthemum は、ギリシャ語の helios(太陽)と anthemon(花)が結びついた言葉です。
種小名の nummularium は、ラテン語で「平円盤状の」「コインのような」という意味。合わせて「金貨のような太陽の花」を意味しています。
明るい黄色の花が、草の中にまき散らされた金のかけらのように大地に広がる——ジュリアン・バーナードは、この植物の姿をそう表現しています。
レスキューレメディに含まれる5種の一つ
ロックローズは、バッチが唯一つくった組み合わせのエッセンス「レスキューレメディ(ファイブフラワーフォーミュラ)」に含まれる5種のうちの一つです。
残りの4種は、チェリープラム、インパチェンス、スターオブベツレヘム、クレマティス。
突然の出来事に直面したときのために、バッチはこの5種を組み合わせました。
(→ チェリープラムのフラワーエッセンス/インパチェンスのフラワーエッセンス/スターオブベツレヘムのフラワーエッセンス/クレマティスのフラワーエッセンス)
同じ「恐れ」のカテゴリーのエッセンス




ロックローズのフラワーエッセンスを使ってみる
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参考文献
・ジュリアン・バーナード/マーティーン・バーナード『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳、BABジャパン、2003
・ジュリアン・バーナード『バッチフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき』谷口みよこ訳、英国フラワーレメディー・プログラム、2013
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990
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