フラワーエッセンスの作用と植物観察

2021年10月26日

フラワーエッセンスの作用と植物観察

目の前の植物の色や形を丹念にたどったり、主観や先入観を脇に置いて目の前の植物に意識を添わせたりするのに、一番のお勧めはスケッチすることです。芸術性は関係ありません。できるだけ忠実に形や色を再現し(ようとし)てみることが大事です。

そうすると左脳はちょっと困った状況に陥ります。たとえば、葉っぱを描いているとすると「葉っぱだからこんなふうになっている」と頭の中にある一般化したイメージ(先入観)を出してくるのが左脳の仕事です。そのとき意識は葉っぱには届いていないですね。そういう左脳のはたらきをひたすら受け流して、葉っぱが空間をどう占めているか、角度やカーブが「現にどうか」ということに意識を向けて、それを再現してみる(たどる)作業がスケッチです。

そうすると左脳は悲鳴をあげ始め、ちょっとしたイライラを感じたり、やめてしまいたくなったりすることがあります。ああやっぱり描くのは得意じゃないなと感じたりします。けれども、それは左脳の言葉なので、そこでやめないで続けることが大事です。

ひたすら形のカーブや角度や、周りの空間などを、その形を生み出している自然の力を感じながら再現することを続けていくと、上手くいけば左脳の方が諦めて意識のモードが変わります。意識は目の前の葉っぱと描いている紙の上の葉っぱとの間を途切れなく、ただ行ったり来たりするようになります。

それは、私たちが植物と共有している「形」という自然の言語を通して対話する時間です!そのようにして私たちは、植物の形を生み出しその変容の過程にはたらいている自然(生命)の力とつながることができます。

季節を通してその経験を重ねていけば、誰でも植物の言葉を受け取ることができます。つながりが深まるにつれ、私たちの心で熟成されて「直観を通して」言葉に翻訳されるときがくるでしょう。それがフラワーエッセンスが心に語りかける言葉、その植物の存在の「エッセンス」がもたらす作用です。

オトギリソウ