バッチのフラワーエッセンス・インパチェンスと日本のツリフネソウ
バッチのフラワーエッセンス・インパチェンスと日本のツリフネソウ
バッチのフラワーエッセンスの植物の中には帰化植物として日本でも見ることのできるものがありまが、類縁種が日本に自生している植物も結構あります。
日本で見られるバッチのフラワーエッセンスの植物
たとえば、セントーリ(ベニバナセンブリ)やスクレランサス、スターオブベツレヘムは野生化しているものがあるようです。
今年はセントーリの花に会うことができました。感動でした!(→セントーリ(セントーリー)に出会う)
また、バッチのフラワーエッセンスの植物そのものではありませんが、類縁種はかなりの数、日本に自生しているものがあります。
たとえば、樹木(木本)では
ヤマナラシ(cf. アスペン:ヨーロッパヤマナラシ)
アカマツ(cf. パイン/ヨーロッパアカマツ)
カラマツ(cf. ラーチ:ヨーロッパカラマツ)
ブナ(cf. ビーチ/ヨーロッパブナ)
トチノキ(cf. ホワイトチェスナット/セイヨウトチノキ)など・・・。
草本では、
キンミズヒキ(cf. アグリモニー/セイヨウキンミズヒキ)、
センニンソウやボタンヅル(cf. クレマティス)、
ミゾホウズキ(cf. ミムルス)、
ツリフネソウ(cf. インパチェンス)などです。
インパチェンス(インパティエンス)とツリフネソウ

インパチェンスはエドワード・バッチ医師が一番最初にフラワーエッセンスをつくった植物ですが、彼はインパチェンスのタイプだったといわれています。一番最初は『汝、自らを癒せ』の言葉通り、フラワーエッセンスづくりは自分自身のためのレメディーから始まったということかもしれません。
インパチェンスはhimalayan balsam (ヒマラヤホウセンカ)とも呼ばれるヒマラヤ原産の植物です。ネットの情報などを調べてみると、少ないですが帰化している地域もあるようです。日本ではオニツリフネソウとも呼ばれています。
一方日本にはツリフネソウが自生しています。他にも、ツリフネソウ属はキツリフネ、ハガクレツリフネ、エンシュウツリフネが自生していますが、インパチェンスに近いのはツリフネソウのように思われます。
どちらも一年草で春に発芽して一気に成長して8月~9月に開花します。インパチェンスはオニツリフネソウと呼ばれるように、80cmほどになるツリフネソウよりも大型で、2mくらいになるものもあります。
花はとちらも3個の花弁と3個の萼片から構成されていて、とても複雑な形をしています。特定のマルハナバチが入っていくのにちょうどぴったりの形をした袋状になっているのですが、その部分は花弁ではなく萼片で、先端には距(きょ)と呼ばれる蜜を分泌する部分があります。

インパチェンスはセイヨウオオマルハナバチと、ツリフネソウはトラマルハナバチと特別な関係をもっていて、彼らにだけ蜜が吸えるような花の構造をしていることで、花粉を運んでもらっています。すごいですね。自然は!
しかし、自然のさらにすごいところは、そういう自然のデザインを超えて実際にはミツバチに花粉だけもっていかれたり、クロマルハナバチに距を外側からかじられて蜜をもっていかれることもあるってとこです!
もちろん、インパチェンスとツリフネソウでは相違点もたくさんあります。植物自体の大きさであったり、生育地がツリフネソウの方が水に近いこと(インパチェンスも川岸などを好みますが、牧草地などにも生育するようです)であったり、距の形も違います。
植物のジェスチャーと人間のジェスチャー
エドワード・バッチ医師はまず植物を観察することから始めて、そのジェスチャー(形や生育場所、生育パターンなど)が人間のジェスチャー(身体的な特徴や物事に対する態度、生き方など)にどのように共鳴するかを探求していったわけですが、国や土地によって生育する植物が違っていることは興味深いです。
もしかしたら、もともと日本に自生している植物は、日本人のジェスチャーに共鳴しやすいのかもしれません。そういった意味でもバッチフラワーレメディーの植物と日本に自生している類縁種を比較観察してみるのは物凄く興味深くて楽しいです。
ということで、ツリフネソウ観察会やります(笑)↓
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