フラワーエッセンス療法と、サイエンスとアート…プロローグ

2023年10月18日

フラワーエッセンス療法と、サイエンスとアート…プロローグ

誰も言わない大事なこと

誰も言わない大事なこと

フラワーエッセンスを学ぶ人、実践する人に、ぜひ知ってほしいこと、考えてほしいことがあります。

大事なことなんだけど、ほとんど誰も正面から言わないことです。なんで誰も言わないんだろう。気づいていないのか、気づかないふりをしているのか、気がついているけど重要ではないと決め込んでいるのか、それともそこに首を突っ込んでしまうと、ややこしい話になってくるからなのか…。でも、とても大事なので、声を大にして言いたいです。

それは、フラワーエッセンス療法のスタンスのことです。フラワーエッセンス療法を実践するときの方法論です。いや「論」じゃない。姿勢、立ち位置です。

ここで言いたい立ち位置は、フラワーエッセンス療法を実践するその人が、療法のなかでどんな世界を生きているかということです。どんな世界観でフラワーエッセンス療法を捉えているかではなくて。ここではとりあえず「スタンス」と呼ぶことにします。

きっとこれはフラワーエッセンスに限らず、心にかかわるすべての「療法」と呼ばれるものに関係があります。

スタンスには2つの極がある

スタンスには2つの極がある

スタンスには2つの極があります。1つの極はサイエンス、もう1つの極はアートです。そんなことわかってるよと思う方もいるかもしれません。いや、ちょっと何を言ってるかわらないという方もいるかもしれません。

これからその領域を探索してみたいと思います。さて、どんな探索になるか。僕自身終着点がはっきり見えていませんが、探索だから仕方がない。そこは勇気をもって進むしかないです。

1つの極はサイエンス、もう1つの極はアート

1つの極はサイエンス、もう1つの極はアート。こう言ってしまうと、わかったような気になってしまいます。しかし、問題はここからです。探索はここからです。今洞窟の入り口に立ったところです。

サイエンスの方は、科学モデルや医学モデルを土台にした方法論ですね。いやいや逆です。科学モデルや医学モデルがサイエンスを土台に築かれています。論理的に原因と結果で説明できることを信頼するという立ち位置で、客観性が鍵です。たとえば、医師が患者に薬を処方するような場合はそのようなモデルが基本になっていると思います。

フラワーエッセンスの作用に精通した療法家が客観的に的確な診断(?)をして、的確なフラワーエッセンスを処方するというイメージです。最初はここを目指してフラワーエッセンスを学ばれる方が多いかもしれません。僕自身そうでした。

そして、もう1つの極がアートです。ART。こっちが曲者ですね。「くせもの」の意味は「盗賊など、あやしいやつ。ひとくせある、したたか者。怪物。」とgoogleは言っているので、これです。

アートの極

アートの極

ここで言おうとしているのは、一般的な芸術ではありません。「アートセラピー」と呼ばれるもののことを言おうとしているわけでもありません。「アート」という言葉で言おうとしているのは「創造性」です。(もちろんアートセラピーはこの創造性を中心に置くものだと思いますが。)すべての人が生まれながらにもっている創造性。もう一方の極には、この「創造性」があります。こちら側のスタンスでは、創造性が発揮される場を創り出すことがもっとも重要な意味を持ちます。

こちら側の極のスタンスは、すべての人が潜在的にもっている創造性に対する信頼がキモです。客観的に原因を何かに還元したりするのではなく、創造性がはたらく場をどうやってつくるかが重要です。そしてそれを、関係を通して達成します。客観性をもって診断する態度とは対照的な態度です。

2つの極に光を当てる

2つの極に光を当てる

といっても、これがどれくらい対照的かは、知的に理解する人はいても、体験的に理解されることは少ないのではないかと思います。ここを探検してみたいのです。

もう一度確認しておきたいことがあります。ここで取り上げようとしていることは、療法のなかで療法家が実際にどうあるか、どう生きているかということです。どのような捉え方をするかではありません。ここはしつこく言います(笑)。

どれくらい明らかにできるかわかりませんが、勇気をもって洞窟のなかに入って行きたいと思います。しかし、暗い洞窟に明かりをもたずに入ることは無謀です。手にしている明かりを確認しておきましょう。それは、客観/主観、科学/自然、因果律/コンステレーション、意識/無意識などです。続きを楽しみにお待ちください。

つづく。


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