ミムルス(ミムラス)/Mimulus
ゴマノハグサ科ミゾホウズキ属 学名:Mimulus guttatusフラワーエッセンスのミムルスの性質
・勇気を持って人生のチャレンジに立ち向かうことができる。恐れを乗り越えて成長し、現実に対して興味や熱意を持って生きることができる。
【経験しやすいパターン】
・普段の生活の中で経験する特定の事柄を恐れる。恐れに向き合うことができず内向する傾向。
ミムルスを日常生活で使う
・高いところ、水、暗いところ、他人、一人になることなど特定の何かに対する恐れに。
・ミムルスタイプは恥ずかしがり屋で内気な性格であることが多く、感じている恐れを自分から人に話さず一人で抱えている。
・新しい概念を学ぶとき、精神的なブロックを経験したとき。
・どもったり、口ごもったりする場合に人前で話すことに付随する気おくれ。
・ミムルスタイプは音に敏感なことが多い。嵐、音楽、街の喧騒などに影響されて眠りの浅い人。
植物としてのミムルスの特徴
ミムルスは19世紀の初めに北米から英国に帰化した多年草の植物です。
水辺や湿地を好み、とくに雪解け水などの清らかな速い流れの脇や流れの中に根を下ろします。ですから、種は水の中に落ちて水によって運ばれます。
Mimulusという名前の由来には2つの説があるようです。 1つはギリシャ語の’mino’(an ape = 類人猿、猿)から来ているという説で、花から猿が連想されることに由来します。
もう1つはラテン語の’mimus’(an actor or mimic = 道化役者)から来ているとするもので、花から古代ギリシャ・ローマ時代に道化役者が着けたマウスピース(歯をむき出して笑っている)が連想されることに由来します。
どちらにしても、花が猿や道化師など動物の顔に見立てられていることが興味深いです。
ミムルス属のフラワーエッセンスに関する考察
バッチフラワーレメディーとFESのフラワーエッセンスの中には、ゴマノハグサ科ミゾホウズキ属(ミムルス属)の花「モンキーフラワー」が5つあります。モンキーフラワーには、「たましいがフルに経験する喜びと、その経験への恐れと抑圧」という極性ではたらく共通のテーマがあるのではないかと思います。
・Purple Monkeyflower (紫)
精神的なアイデンティティへの希求と、それへの恐れと抑圧
・Pink Monkeyflower (ピンク)
ハートを通して触れ合いたいという希求と、それへの恐れと抑圧
・Mimulus (Yellow Monkeyflower) (黄)
物質世界での経験への希求(物質世界での経験への豊かな好奇心と喜び)と、それへの恐れと抑圧
・Sticky Monkeyflower (オレンジ)
肉体的な触れ合い、親密さの希求と、それへの恐れと抑圧
・Scarlet Monkeyflower (赤)
深く激しい感情や攻撃性への衝動と、それへの恐れと抑圧
参考文献
・ジュリアン・バーナード、『バッチフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』 谷口みよこ訳 Lindisfarne Books http://fremedy.main.jp/
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990