フラワーエッセンスの製法(つくり方)

2022年11月22日

フラワーエッセンスの製法(つくり方)

フラワーエッセンスの製法(つくり方)

フラワーエッセンスのつくり方(製法)という場合、花(植物)からフラワーエッセンスをつくることを指す場合と、販売されているフラワーエッセンスから服用ボトルをつくる場合があると思いますが、ここでは植物からフラワーエッセンスをつくる方法について説明します。

エドワード・バッチが開発した
フラワーエッセンスの製法(つくり方)には2つあり、
1つが太陽法(Sunshine Method)
もう1つが煮沸法(Boiling Method)です

太陽法は1930年に開発され、
バッチのフラワーエッセンスの38のうち、
前半の19はすべて太陽法でつくられます。
煮沸法は1935年に開発され、
1935年につくられた後半の19は
1つの例外を除いて煮沸法
でつくられます。

エドワードバッチの後、
イギリス以外の国や地域でつくられる
フラワーエッセンスについては、
太陽法でつくられるのが一般的になっています。

太陽法

太陽法

太陽法は、太陽の光にあててつくる製法です。
薄いガラスボウル、あるいはクリスタルボウルを
湧き水をで満たし、
その表面に花を浮かべて
太陽の光にあててつくります。

太陽法でフラワーエッセンスをつくるには
クリアしなくてはいけない条件が
いくつかあります。
まず、つくる日の天候が快晴で、
花がもっともエネルギーの
充実した状態であることが必要です。

またその場所が誰からも
作業をじゃまされることのない
場所である必要があります。
朝9時までに
用意したガラス(またはクリスタル)のボウルを
湧き水で満たし、
その表面に花を摘んで浮かべます。

それを朝9時から12時過ぎまでの間
太陽の光に当て続けます。
途中、太陽の光が途切れたり、
ガラス容器の上に影ができたり
しないようにしなければなりません。

その後同じ植物の枝を使って
花を取り出し、ろ過します。
この水に保存料として
ブランデーを同量加えたものが
母液(マザーエッセンス)になります。

通常私たちが入手できるストックレベルの
フラワーエッセンス
(一般に販売されているボトル)は、
ボトルを保存料(ブランデーなど)で満たし、
マザーエッセンスを数滴加えたものです。

煮沸法

煮沸法

もう 1 つの製法、煮沸法は、
文字通り鍋で植物を煮沸してつくります。
煮沸法は、セカンドナインティーンと呼ばれる、
エドワードバッチが亡くなる前年の
1935年につくった19のフラワーエッセンスのうちの
18に用いられます。

煮沸法が用いられるフラワーエッセンスは、
樹木の花からつくられるものが多いのですが、
花を葉のついた小枝ごと
ホーロー鍋の中に入れ、
湧き水を加えて約30分煮沸します。
その後同じ植物の枝をつかって
鍋から小枝を取り出し、
ろ過した後同量のブランデーを加えます。
こうしてできあがったものが
母液(マザーエッセンス)になります。

セカンドナインティーンは、
私たちが日々の生活の中で経験する
感情や心理状態を乗り越えていくためのもの
として位置づけられていて、
人生の中で経験する困難や苦悩を
たましいの学びに変えて
よりよく生きることを
手助けするエッセンスです。

セカンドナインティーンのほとんどが
煮沸法でつくられた理由は
そのことに関係があると、
ヒーリングハーブスの
ジュリアン・バーナード氏は述べ、
煮沸法には、
太陽の光ではなく
化石燃料が使われることにこそ
意味があると指摘しています。(*1)

化石燃料は植物が
太陽の光(火のエネルギー)を光合成によって
いったん自分の内部に取り込み、
それが地球内部で
長い年月を経て変化することによって
生まれたものです。

困難や苦悩を
たましいの新たな可能性へと
変えていくことは、
私たちの内なる火によって
可能になります。
だからこそ、フラワーエッセスの製法にも
地球に内在化した火(化石燃料)が
用いられるというわけです。

内部の火によって
困難を学びに変えることは、
いわば経験を昇華して
その「エッセンス」(本質)を
たましいの知恵とすることです。

人間を天と地の間で、
天から地への動き(形のないものを形あるのもへ)と、
地から天への動き(形あるものから形のないものへ)の
2つを行う存在として見るなら、
セカンドナインティーンは、
地から天への上昇の動き
(下の図の上向きの矢印)に相当すると
考えることができます。
そして、それは煮沸法で、
内部の火によって
フラワーエッセンスが
つくられるときの上昇の動き
(火⇒土⇒水⇒風)と
対応関係をなしています。

天と地を結ぶ2つの方向性

作り手と自然のすべてのタイミングがピッタリ合って生まれるフラワーエッセンス

太陽法でフラワーエッセンスがつくられる場合、
天候が快晴であることや、
花がもっともエネルギーの充実した状態であること
という2つの条件について考えてみただけでも、
この作業が人間の都合だけでは
成り立たないことが容易に想像できます。

すべてのタイミングがピッタリ合ったときにのみ
フラワーエッセンスは生まれます。
その意味で人間と自然との
共同作業だといえるでしょう。

2015年のフラワーエッセンス・コンファレンスで
ヒーリング・ハーブスの
ジュリアン・バーナード氏は、
あるフラワーエッセンスをつくろうと
準備を整えて出かけたが、
別のフラワーエッセンスをつくって
帰ってきたことがあるという
エピソードを話してくださいました。

すべての準備を整えて
フラワーエッセンスづくりは始められますが、
それは機械的に行われるのではなくて、
自然の声につねに耳を傾けながら、
自然と協力して行われます

こうした自然との協力関係があって
初めて可能になることを理解するとき、
私たちはそれを使い方にも
反映させたいと自然に思うでしょう。

「機械的に」使わない

フラワーエッセンスを使う方法自体は
とてもシンプルで、
エドワード・バッチは
誰でも使うことができるように、
可能な限りシンプルなものにして
私たちに残してくれました。

しかし、シンプルだといことは
機械的だということではありません。
もし、「このエッセンスを飲めばこうなる」
というように「機械的に」
使われてしまうとしたら、
自然の声に耳を傾け、
自然の協力によって生まれる
フラワーエッセンスが最大限に
その可能性を発揮できるでしょうか。

使う側の私たちも、
一つ一つのフラワーエッセンスの経験が、
あるいは一人一人の経験が
決して同じではないことに
真摯に向き合いたいと思います。

作り手と自然の条件すべてが
一つに結晶したものだということを
実感できればできるほど、
フラワーエッセンスの可能性は
人の手の中で花開く
のだと思います。

まとめ

・エドワード・バッチが開発したフラワーエッセンスのつくり方(製法)には太陽法と煮沸法があるが、その後のフラワーエッセンスの製法の主流は太陽法になっている。

・太陽法は1930年に、煮沸法は1935年に開発され、エドワードバッチがつくった38の単独のフラワーエッセンスのうち、前半の19は太陽法で、後半の19は1つの例外を除いて煮沸法でつくられる

・太陽法はガラスまたはクリスタルのボウルを湧き水で満たし、花を浮かべて快晴の日の午前中の陽射しにあててつくり、煮沸法は湧き水を入れたホーロー鍋に花のついた枝ごと植物を入れ、30分程度煮沸してつくる。どちらも植物を取り出した液に同量の保存料を加えたものがマザーエッセンス(母液)になる。

・フラワーエッセンスは、とくに太陽法でつくる過程に見られるように、作り手の意図と自然の条件がぴったり一致したときにだけ生まれる。いわば人間と自然の共同作業と言える。フラワーエッセンスを使うときにもそのことを想い出しながら使いたいものである。

*1:ジュリアン・バーナード、谷口みよ子訳 『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』 フラワーレメディー・プログラム・ジャパン 2013 195p-199p


読んでくださってありがとうございました。もし、この情報が何かのお役に立てたら、💚のボタンを押していただけるとうれしいです。