2017 チェリープラム観察会
3月26日の観察会の様子
3月26日にチェリープラムの第1回目の観察会を大阪市立大学理学部附属植物園で開催しました。花はまだ2つしか咲いていなかったのですが、蕾の状態だからこそ観察できたことがありました。
チェリープラムの花は雪のように白い印象がありますが、その白の中にある赤みを帯びた部分。それが緑の蕾からどんなふうに現れてきて、花が咲いたときどんなふうに残るか・・・。
カタクリの花を観察したり、ホーンビーム、ホワイトチェスナット、オークなどの樹皮に触れた時の感覚の違いを確かめたり、近くでドングリの芽吹きを観察したり・・・。楽しい一日でした。
先入観を捨てて、
チェリープラムだとかということも忘れて、
植物を擬人化して見たりすることもやめて、
ただ自然の形や色をたどる。
ただ手に伝わってくる感覚や匂いを経験する。
それは僕らの中にはたらいている、僕らを超える自然の力に耳を澄ますこと。
4月1日の観察会の様子
第2回目のチェリープラム観察会を4月1日に開催しました。前日の雨も上がって時折晴れ間がありましたが、春の陽気という感じではなく、この時期にしては気温の低い一日だったと思います。チェリープラムは昨年に比べて1週間以上開花が遅く三分咲きくらい。
チェリープラム以外に、ホーンビームの花も咲き始めていました。日本に自生するホーンビーム(セイヨウシデ)の類縁種のイヌシデとクマシデの花も咲いていました。ホワイトチェスナットも新芽(チェスナットバッド)が展開し始めています。
雨上がりのカタクリの花もじっくり観察できました。日が射してきて花弁がだんだん開いてくる様子をじっくり観察できましたが、カタクリについては改めて・・・。
※関東では筑波実験植物園にチェリープラム(ミロバランスモモ)があります。よかったら花を見に行ってみてください。(植物園に事前に連絡して開花状況を確認されることをお勧めします。)
ホーンビーム
ホワイトチェスナット
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