スターオブベツレヘム

2022年10月11日

フラワーエッセンス・スターオブベツレヘム

フラワーエッセンス・スターオブベツレヘム

バッチフラワーエッセンススターオブベツレヘム

どんなときに使えるのか、
またどんな人に合うのか、
そして、どんなふうに作用するのかを解説しました。

スターオブベツレヘムが助けになるのは?

スターオブベツレヘムは
ショックや痛みで混乱したり、傷ついた
私たちの心のもっとも神聖な領域が
光を回復するのを助けてくれます

エドワード・バッチはスターオブベツレヘムを
「落胆あるいは絶望しているときに」
助けになるカテゴリーに分類し、

とてもつらい不幸を生む状況にあって、深い悲しみに沈んでいる人

エドワード・バッチ (ジュリアン・バーナード編) 『エドワード・バッチ著作集』 BABジャパン p.66

に勧めています。

愛する人を失った後や
ショックな知らせを聞いたときなどです。

あるいは、過去に経験した
辛く悲しい出来事や
心のなかの大切なものが
傷ついたような出来事に取り組む際にも
助けとなるフラワーエッセンスです。

どのように助けになるか?

エドワード・バッチは、

慰められることさえ拒むようなときに、このレメディーは心を和らげてくれます。

エドワード・バッチ (ジュリアン・バーナード編) 『エドワード・バッチ著作集』 BABジャパン p.66

と解説しています。

私たちが傷つきから回復するのは、
その人にとって
もっとも大切で神聖な心の領域が
力を取り戻すときです。

私たちは人生のなかで、
「傷つく」経験をしますが、
そのような経験は
正面から受け止められることのほうがまれで、
たいては距離をとって
意識しないようにすることで
なんとかやっと超えていくものだと思います。

しかし、それは本当の意味で
乗り越えられたわけではなく、
心のしこりとして残っていることがあります。
心のなかでまだ終わっていない過去が
いまの自分の心に影響を与えることがあります。

スターオブベツレヘムは
ショックや痛みで傷ついたり、
混乱した心を内から照らし、
心が静かさと安らかさを取り戻すのを
助けてくれるフラワーエッセンスです。

傷つき、混乱し、
痛みから自分を守るために
フリーズしてしまったとしても、
私たちの心のその領域は、
決して失われることはないと
スターオブベツレヘムは教えてくれます。

たとえ一時的に
痛みから自分を守るために
麻痺させておくことになったとしても、
それはわたしが
わたしのもっとも大切で神聖な領域を
守るためです。

いつかその領域は
再び光を取り戻し
眠りから覚めるときが必ずくると、
私たちの心の時計と
スターオブベツレヘムは知っています。

スターオブベツレヘムの
フラワーエッセンスは、
私たちのもっとも大切で神聖な心の領域を、
その葉や苞のもつ
独特の「包み込む」仕草でそっと包みます。

そして、六芒星の花から溢れる、
はるか遠く時間を超えて届く
白い光で内側から照らし、
心の神聖な領域が
光を取り戻すのを助けます。

フラワーエッセンス・スターオブベツレヘムと共鳴する心

【スターオブベツレヘムが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
過去のショックや傷つきによる影響が心に残っている。

【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・痛みや悲しみを和らげ癒しをもたらす。内面の安らかさと神性さ。

スターオブベツレヘムの好転反応

スターオブベツレヘムの
フラワーエッセンスは、
過去の出来事(傷つき)に関連した
心のしこりをやさしく包んで
それがほどかれていくのを
可能にしてくれます。

そうした目的で
スターオブベツレヘムを使うときに、
(実際は他のエッセンスでもですが)
一つ注意してほしいことがあります。

それは「一般に」好転反応と
呼ばれるような反応を経験することが
あるかもしれないということです。

もし、フラワーエッセンスが
医療で使われる多くの薬と同じように
症状を抑えるはたらきをするなら
このような反応は起こらないでしょう。

しかし、フラワーエッセンスは
私たちの体・心・たましいの
つながりを回復し、
存在全体の調和を促すことで作用します。

したがって、過去の出来事(傷つき)に
関連する心のしこりが
ほどけていくときに、
関係する記憶や感情を
思い出すことがあるかもしれません。

それは、心がそれまで
受け入れ難かったものを受け入れて
全体性を回復していく
大切な過程なのですが、
症状が消えることをよしとする薬を
使い慣れた私たちにとっては
不快な「好転反応」と
感じられるかもしれません。

そのようなときに助けになるのは
起こってることの意味を理解し、
そこをいっしょに通過してくれる
フラワーエッセンス療法家の存在です。

一人で向き合うのが
難しいと感じるときには
信頼できるフラワーエッセンス療法家や
心理療法家に相談されることを
お勧めします。

スターオブベツレヘムの物語

もしもあなたが森の中で道に迷って、
たまたま、たどり着いた
少し開けた草地が

一面六芒星の白く輝く花で
覆われていたらどうでしょう。

その美しさに、
道に迷っていることを
一瞬忘れるかもしれません。

しばらくそこで時間を過ごして、
冷静さを取り戻し、
忘れていたことを思い出し、
歩き出す勇気を得て、
再び進むことが
できるかもしれません。

人が傷つきから回復するのは、
その人にとって
もっとも神聖なたましいの領域が
力を取り戻すことだと思います。

スターオブベツレヘムは、
その領域を包み込み守り、
神聖な光に対して
心を開くことを
教えてくれているように思います。

体験談や関連する記事

植物としてのスターオブベツレヘムの特徴

スターオブベツレヘム(オオアマナ、学名:Ornithogalum umbellatum)はユリ科オオアマナ属(オーニソガラム属)の多年生の帰化植物です。原産はヨーロッパ、南西アジア。

属名のornithogalumはギリシャ語でornithos(鳥)とgala(牛乳)で、鳥のミルクという意味。花の白に由来していると思われます。小種名のumbellaはラテン語で傘、または散形花序という意味で、花のつき方を表しています。

また、英名のStar of Bethlehem(スターオブベツレヘム)という名前は、イエスが生まれるときに、空に輝いたとされる「ベツレヘムの星」に由来します。聖書では、東方の三博士(とうほうのさんはかせ:新約聖書に登場し、イエスの誕生のときにやってきて、これを拝んだといわれる人物)は「ベツレヘムの星」によってイエスが生まれたことを知り、生まれたばかりのイエスのもとにやってきました。「ベツレヘムの星」が実際にどのような現象だったのかについては、惑星の会合、超新星、彗星などいくつか説があります。

また、聖書には「鳩の糞(dove’s dung)」という記述がありますが、それはオーニソガラム属の植物の球根のことで、当時は食用として売られていたと考えられています。

英名では他にNap-at-Noon, Eleven-o’clock Ladyなどがありますが、どちらもこの花が午前中の遅い時間に開花することから名づけられたと考えられます。

花の形は均等な六ぼう星です。ユリ科に特徴的なこの形は、生命の調和を表しているといわれています。つまり、大地から天に向かう上向きの三角形と天から大地に向かう下向きの三角形が重なりあった形です。これは地上に向かう天の力(神性)と天に向かう地上の力(物質性)の重なりで、生命の中に存在する二つの力の調和を表しています。

日本では4月の終わりごろに直径3cmほどの白い花を咲かせます。花被片は6枚で、外側は白い縁取りのある緑色です。

スターオブベツレヘムのメタモルフォーゼ

フラワーエッセンスの作用には植物の形の変化の過程が反映されています。以下はスターオブベツレヘムの葉の形の変化と開花までの経過をたどったものです。このスターオブベツレヘムの形の変化の過程を、私たちの心がどのように経験するかということがフラワーエッセンスの作用に反映されます。この変化の過程を自然(いのち)の営みの一つの表れと見れば、この変化の背後にはたらいて、この変化を可能にしている自然(いのち)が同じように私たちのなかにもはたらいていると考えることができます。

スターオブベツレヘムの葉の変化

スターオブベツレヘムの葉(2020/2/26)
スターオブベツレヘムの葉(2020/2/26)

スターオブベツレヘムが地上に葉を出し始めるのは冬至のころですが、それが少しずつ伸びて2月下旬の時点ではこんな感じです。最初の葉は写真のように太くて棒状でほとんど真っすぐ上に向かって伸びますが、もっと季節が進んでくるとだんだん細い葉も出てきて、葉を地面に横たえるようになります。

最初に地面から顔を出した葉は内側に空間があり、丸太船の内部のようなつくりになっています。それが3月の中旬になると、次々と何本も細い葉が出てきます。

この細い葉の形を観察してみると、最初の葉のように内側の空間がハッキリしなくなっています。確かに内部に溝のような空間があるものもありますが、それはだんだん細く浅くなっていきます。そして、ほとんど棒状の葉も現れてきます。

下の1枚目の写真の葉は細いけれども、溝ははっきりと確認できます。2枚目の写真の葉は溝の構造見られません。

3月下旬になると地面から花芽が顔を出します。

スターオブベツレヘムの花芽(2020/3/26)
スターオブベツレヘムの花芽(2020/3/26)

スターオブベツレヘムの開花

スターオブベツレヘムには葉や蕾に「包み込む」ジェスチャーを見ることができます。1月に土から出てくる葉は分厚くしっかりしていて中央に溝がありますが、この形は4月の初めに土の中から現れてくる蕾を包む苞に通じる形だろうと思います。

もう一つ印象的なのは、最初に現れる葉は太く肉厚ですが、蕾が現れるころには葉は細くなり、最初の葉にあった中央の溝もほとんど見られません。この細い葉は柔らかく地面を覆うこともありますが、その様子は水の流れのようにも感じられます。

参考文献

*1:パトリシア・カミンスキ―/リチャード・キャッツ  『フラワーエッセンス・レパートリー』 王由衣訳 BABジャパン、2001

・中島 路可 『聖書の植物物語』 、ミルトス、2000

・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳、BABジャパン、2003

・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936

・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990