フラワーエッセンスと、ネガティブと、ドラゴンについて-6

2020年7月13日

 

ネガティブの意味(たましいにとっての)とか、ドラゴンのこと、そしてたましいの旅、ドングリの物語について書きたいのですが、いかんせん僕の力量が追いついていないので、なかなか次に進めません。楽しみに待ってくださっている方がいたらごめんなさい。ゆっくりいきます。今回はちょっと戻って自我と内面の子どもについて。

 

自我は僕らの中に今も住んでいる「傷つきやすい内面の子ども」を守る

僕らは、毎日を生きると同時に、その経験から世界ってこんなところなんだとか、自分ってこんな人間なんだみたいなイメージをつくっていく。それが日々経験を重ねていくにしたがって、統一性をもって安定したものになっていく。

そういう活動の主体が自我ですが、自我はそういう安定した体系があるからこそ、過去の経験に基づいて危険なところや人に近づかないように自分を守ったり、ある程度自分が期待される役割やキャラクターと、自分との折り合いをつけて、世界の中で自分の居場所をつくっているわけですね。

 

その自我の役割の一つは、大人になった僕らの中に今も住んでいる「傷つきやすい内面の子ども」を守ることです。

自我が安定していなかったり、とくに自我のもつ境界の機能が安定していなかったりすると、内面の傷つきやすい子供が安全を感じることができないので、自分と世界とのエネルギーのやり取りがうまくいかなかったり、自分のままで安心していられる場所があると感じられなかったりします。

そうなると日常の世界とのかかわりだけでなく、内面の旅に出るときの安全も保つことができません。ですから、ある程度安定した自我を育てることはとても大事です。

 

キャロル・ピアソンは自我に関連するアーキタイプとして、幼子(Innocent)、孤児(Orphan)、戦士(Warrior)、援助者(Caregiver)の4つを挙げていますが(*1)、それぞれのアーキタイプに関連するフラワーエッセンスを見つけて、取り組みの助けにするのはとてもおすすめです。(飛ぶフラワーエッセンス教室のJOURNEY1のクラスはそれをやっています。)

 

たとえば、戦士は何者かが許可なく境界を越えようとすれば、だめだ!と阻止するだろうし、内なる子どもが危険にさらされれば、うちの子に何してくれとんねん!と怒るでしょう。目標を設定してそれを達成する能力も戦士のもっている資質です。

なんでもかんでも勝利を目指して戦いを挑む戦士の影に支配されるのではなくて、自分自身の中の戦士と協力関係を築いて必要なときに、その力を借りることができるといいと思います。

自分にとって本当に大切なもののために立ち上がるとき、目標を設定してそれを実現したいとき、僕らには戦士の協力が必要です。関連するフラワーエッセンスを服用しながら自分の中の戦士と対話するのがおすすめです。

 

同じように、幼子、孤児、援助者のアーキタイプに関連するフラワーエッセンスを使って取り組みを進めていけば、少しずつ安定した自我に育てていくことができると思います。

 

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*1:キャロル・S・ピアソン著、鏡リュウジ監修、鈴木彩織訳 『英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー 12のアーキタイプを知り、人生と世界を変える』 (原書『Awakening the Heroes Within』)