「いばら姫」の物語と日々私たちの心の中で起こること(2)

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「いばら姫」の物語と日々私たちの心の中で起こることからの続き

 

招かれなかったことへの復讐として13人目の仙女によって贈られる「死」。善良な12の仙女と悪しき1人の仙女。けれども、物語はこの悪しき仙女の行為によって展開していきます。悪しき仙女の呪いによって物語は生きてゆきます。

復讐によってもたらされる「死」などというと、陰惨な事件を思い浮かべますが、私たちの心の中の出来事として考えてみると、さほど特殊なことではないかもしれません。何かをきっかけに復讐心を抱くことは誰にでもあることでしょうし、そのことによって心の中の居場所を失った人や物もあるのではないでしょうか。

そして、自分自身が受け入れがたい自分に対しても、私たちは心の中で死や眠りを贈っていることがあるのかもしれません。私たちの心の中に誰かへの復讐心がわいてきたときなど、それをよく吟味することもなく、打ち消したり、感じないようにしたりしていないでしょうか。

ワイルドローズ(2015/2/1)

ワイルドローズ(2015/2/1)

招かれなかった仙女によって贈られた「死」は、12番目の仙女によって「百年の眠り」に変えられます。物語のなかでは、いまの呪いをとりけすわけにはいかず、せいぜいかるくすることができるだけでしたのでこう申しました。「お姫さまはほんとうに死ぬのではありません。百年の間ぐっすり眠りこんでおいでになることでしょう。」と語られています。

確かに「いまの呪いをとくわけには」いかないような運命を私たちは背負うことがあります。もちろん、それを個人の責任に帰すことのできる場合もあるでしょう。たとえば13番目の仙女を招くことを怠ったのは、王さまとお妃さまの責任だと言えなくもないわけです。しかし、「いばら姫」の類話では、最初から招かれなかった仙女という主題自体がなく、眠ることが運命的に決まっているものもあります。それを考え合わせると、必ずしも個人の対応に原因だとは言えないこともあると思います。「とくわけにいかない呪い」を私たちは背負うことがあると思うのです。

そうした運命を生きる人に私たちができるのはどんなことでしょうか。フラワーエッセンスができることはなんでしょうか。

つづく

ワイルドローズ(2015/5/10)

ワイルドローズ(2015/5/10)

 

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