外側の闇と内側の光(2)…セイヨウヒイラギ(ホリー)と冬至

2023年1月14日

「外側の闇と内側の光(1)…自然の営みと私たちの内面」からの続きです。

外側の闇と内側の光(2)…セイヨウヒイラギ(ホリー)と冬至

サートゥルナーリア祭(農神祭)、そして冬至

クリスマスツリーに
セイヨウヒイラギが飾られるのは、
古くからの冬至の祝いの伝統が
引き継がれてるってご存知ですか。

赤い実をつける棘のある葉っぱの、
あの植物です。

そして、セイヨウヒイラギは
フラワーエッセンスのホリー
つくられる植物でもあります。

古代ローマでは
もともとこの時期(12/17-23)に、
サートゥルナーリア祭(農神祭)
というお祭りが
盛大に催されていたそうです。

このお祭りは、
ローマ神話に登場する
農耕をつかさどる神、
サートゥルヌス神に
因んだものです。

英語ではサターン、
サートゥルヌス(Saturnus)は
ラテン語で「種を蒔く」
という意味をもつらしいです。

それで、盛大に行われた
このお祭りでは、
普段の社会秩序を
逸脱するようなことも許されて、
少なくとも表面上は
奴隷と主人の立場を入れ替えて
振舞ったりすることも
許されたようです。

死と再生の象徴

そしてこのお祭りが終わると
冬至です。

太陽の復活、
光の再誕を祝う日と
なるわけです。

サートゥルナーリア祭では、
人々は太陽の復活の日(冬至)を
迎えるにあたって、
ローソクや贈り物と共に、
セイヨウヒイラギ(ホリー)の小枝を
贈り合ったといわれています。

このような伝統を
後にキリスト教会が
キリストの誕生日として
祝うことにしたのが
クリスマスの始まりではないかと
いわれています。

ちなみに12月25日が
イエス・キリストの誕生日だという
記録は残っていないようです。

また、ケルトの人々は
死と再生の象徴として
セイヨウヒイラギを崇拝し、
冬至にはセイヨウヒイラギを
飾ったと言われています。

エドワード・バッチのケルトの祖先は冬至に家を、キヅタ、ヤドリギとホリーで飾った。

メヒトヒルト・シェファー、ヴォルフ=ディーター・シュトルル著『魂の植物』フレグランスジャーナル社 198p

冬至は昼間がもっとも短い日、
もっとも闇に近い日。

そして同時にこの日を境に
再び光が輝きを
増していく日です。

それは新しい光の誕生であり、
死と再生の象徴でもあります。

もっとも暗い季節に、内側の光を想う

私たちは、外側の自然の周期やリズムから
ある程度離れて
生きていくことができますが、
それから離れれ過ぎると
大事なものを見失うのではないか
と思います。

なぜなら私たちの内側も、
外側と同じ「自然」によって
成り立っているのですから。

外側の自然に季節があるように、
内側の自然にも季節があります

心が冬の時期を迎えることもあるし、
暗闇を経験することもあります。

日々生活していく中で、
私たちの内面では
小さな死と再生が、
いや時には大きな死と再生が
展開しています。

自分の中で
新しい可能性が
芽吹いてくるとき、
それは古い自分が
死を迎えざるを得ないような
タイミングでもあります。

内側の自然にも
そのような季節が
やってくることがあります。

そのときには、
外側の自然から
決して離れることのない
植物の知恵が助けてくれます

植物から直接学ぶことも
たくさんあるし、
フラワーエッセンスという形で
植物の助けを
受け取ることもできます。

外側の自然が
もっとも暗いこの季節に、
ここまでの道程を照らしてくれた
自分の内側の光に感謝し、
対話する時間を
もってみるのはどうでしょう。

*1:273年になるとローマ皇帝によって12月25日が冬至を祝う日(太陽神の誕生日)と定めらました。


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