
ホワイトチェスナット(ホワイトチェストナット)は、考えようと思わないのに考えが止まらないとき、同じことをああでもない、こうでもないと繰り返し考えてしまうときに、頭と心を鎮めるのを助けるフラワーエッセンスです。
このページでは、ホワイトチェスナットの性質とどんなときに使えるか、そしてセイヨウトチノキ(マロニエ)という植物としての姿を紹介します。
ホワイトチェスナットはどんなときに使える?
ホワイトチェスナットのフラワーエッセンスは、エドワード・バッチが1935年につくったセカンド19の中の1つです。
後半の19のエッセンスは煮沸法でつくられますが、ホワイトチェスナットだけは、花を水に浮かべて太陽の光に当てる太陽法でつくられました。
バッチはホワイトチェスナットを「いまへの関心の薄さ」ときに助けになるカテゴリーに分類しています。その理由を「望んでもいないのに、考え事や思いつき、議論での自分の意見が頭に浮かぶのをどうしても止められない」と説明しています。
このような経験は、多かれ少なかれ誰にでもあるのではないでしょうか。
たとえば、誰かの言葉に感情的なものが含まれていて、それが自分のなかに入ってきたようなとき。
しばらく経って気が付くと、なんで言い返せなかったんだろう、こう言い返せばよかった…と、そのときのことをあれこれ考えていたりします。
ホワイトチェスナットのフラワーエッセンスは、そんなふうに繰り返す考えを落ち着けて、頭と心を鎮めるのを助けます。
フラワーエッセンス・ホワイトチェスナット(ホワイトチェストナット)と共鳴する心

【ホワイトチェスナットが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・頭の中で考えが次々とわき起こってくるのを止められない。頭の中を常に考えが巡っている。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・内面の(メンタルな面の)静けさ、落ち着き。
日常生活で使う
・頭のおしゃべりが止まらないときに。
・祈りやメディテーションの前に。
・勉強するとき、書き物をするとき。
・日中の細かなことが頭の中でぐるぐる回って、眠れないときに。
植物としてのホワイトチェスナット(セイヨウトチノキ)の特徴
ホワイトチェスナットの和名は、セイヨウトチノキ。学名は、Aesculus hippocastanum。
ムクロジ科(旧トチノキ科)トチノキ属の落葉高木で、街路樹などとしても植えられています。
ホワイトチェスナットという呼び名よりも、仏名のマロニエの方がよく知られているかもしれません。
冬芽から芽吹き
冬芽から新芽が現れて葉が展開し始めるのは、日本では4月ごろです。
冬芽から出てきたばかりの若い葉は、綿のような繊維に包まれています。
それを破って春の陽射しの中に、葉を広げていきます。
(※ セイヨウトチノキの花ではなく、この状態、つまり展開し始めた新芽からつくられるフラワーエッセンスがチェスナットバッドです。)



葉の展開
開いたばかりの葉はヤモリの足のような形をしていて、完全には開ききっていません。
展開し始めた葉は少し赤みがかった色をしていますが、開いていくにつれて緑が鮮やかになっていきます。
葉は複葉で、5〜7枚くらいの小葉が集まって手のひらのような独特の形(掌状複葉)をしています。


葉は複葉で、5~7枚くらいの小葉が集まって手のひらのような独特の形(掌状複葉)をしています。

花と果実
5月〜6月ごろ、枝先に大きな円錐形の花序をたくさん付けます。
花の多くは雌しべを持たない雄花で、残りが両性花です。
全体的に花は白色ですが、基部が黄色をしています。この部分は蜜がなくなってくると、オレンジから赤に変わっていきます。
果実は最初は緑色で柔らかい棘があり、熟すと茶色になります。栗の実のような形の種子が入っています。


日本に自生する近縁種はトチノキです。
葉が完全に展開した幼木を真上から見ると、下の写真のような特徴的な形が現れます。

同じ木から生まれる二つのエッセンス——チェスナットバッドとの対比
ホワイトチェスナットのフラワーエッセンスはセイヨウトチノキの花からつくられますが、同じ木の展開し始めた新芽からは、チェスナットバッドのフラワーエッセンスがつくられます。
どちらも、繰り返すパターンを鎮めて、明晰な意識をもたらすエッセンスです。
チェスナットバッドは行動や振る舞いのパターンに、ホワイトチェスナットは思考のパターンに関連しています。(→ チェスナットバッドのフラワーエッセンス)
また、セイヨウトチノキは、レッドチェスナット(ベニバナトチノキ)の親でもあります。
レッドチェスナットは、セイヨウトチノキとアメリカアカバナトチノキ(Aesculus pavia)の交配種で、こちらは「もし〜が起こったら…」という止まらない心配を落ち着けるエッセンスです。(→ レッドチェスナットのフラワーエッセンス)
ホワイトチェスナットのフラワーエッセンスを使ってみる
ホワイトチェスナットのフラワーエッセンスは、国内のショップでも、海外からの個人輸入でも入手できます。
私が運営しているフラワーエッセンス個人輸入代行SEEDSでもお取り扱いがあります。海外からのお取り寄せのため、お手元に届くまでに発送から2週間ほどかかります。為替の状況によっては、少量のご注文の場合、国内で購入される方が安価なこともあります。(→ 個人輸入について詳しくは[こちら])
- どのエッセンスが自分に合っているか迷うときは、バッチフラワーエッセンスの選び方も参考にしてください。(→ バッチフラワーエッセンスの選び方)
- 一人で選ぶのが難しいときは、個人セッションでご一緒に探すこともできます。
- 一つひとつのエッセンスと植物のつながりを深く学びたい方は、フラワーエッセンス基礎講座や講座「花とたましい」で。ホワイトチェスナットは基礎講座の「心配・不安を落ち着きに」の回で実際に扱うエッセンスの一つです。
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ホワイトチェスナットの写真


参考文献
『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』フラワーレメディー・プログラム・ジャパン 2013
・ジュリアン・バーバード/マーティーン・バーナード 『Dr バッチのヒーリングハーブス』スミス マキコ訳 BABジャパン、2003
・Edward Bach, The Twelve Healers and other remedies, CW Daniel Company, 1936
・Jessica Bear, Practical Uses and Applications of the Bach Flower Emotional Remedies, Balancing Essentials Press, 1990
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