
ワイルドローズのフラワーエッセンスは、心の深いところであきらめてしまい、自分の内側から意欲が湧いてこないと感じるときに、生きる意志と喜びを呼び起こしてくれます。
このページでは、ワイルドローズがどんなときに使えるかと、ヨーロッパに自生する原種のバラ、カニナバラの姿を紹介します。
ワイルドローズはどんなときに使える?
ワイルドローズは、エドワード・バッチが1935年につくった19種「セカンド19」のひとつです。
バッチはワイルドローズを「いまへの関心の薄さ」というカテゴリーに分類し、こう書いています。
十分な理由もなさそうなのに、起こること全てにあきらめている人です。人生を流れに任せてやり過ごし、ただそのままを受け入れ、物事を改善したり喜びを見出す努力をしません。不満も言わず、人生という闘いに降参してしまった人に。(*1)
私たちはいろいろな困難や失望に出あって、いつしか自分の人生を創造していこうという情熱を、どこかに置いてきてしまうことがあります。
心の深いところで、あきらめてしまっていることがあります。
それが、まわりのことに関心が向かなくなったり、疲れが抜けない感じにつながっているようなとき、ワイルドローズのフラワーエッセンスが助けになります。
自発的な気持ちが出てこなかったり、自分の内側から自然に湧きおこってくる意欲が欠けていると感じるとき、生きる意志や情熱を呼び起こしてくれます。
ワイルドローズと共鳴する心

【ワイルドローズが助けになる人の経験しやすい傾向やパターン】
・深いところではあきらめていて、自分の状況を変えることなどできないと思っている。
【パターンのなかに内在されている目覚めようとしている性質】
・生きる意志と喜び、たましいの活力。
日常生活で使う
・「自発性」が足りないと感じるとき。外から求められての行動ではなく、自分の内側から自然に起こってくるものが欠けていると感じるときに。
・あきらめや無関心から、気力がわかない状態が続いているときに。
・生きることへの興味が薄れてしまったと感じるときに。
・無力さ、無気力、あきらめの傾向があるときに。
植物としてのワイルドローズ
ワイルドローズは、バラ科バラ属の落葉低木です。
学名は Rosa canina、和名をカニナバラといいます。
ヨーロッパのほか、北アフリカや西アジアの温帯地域に分布する原種のバラで、和名はカニナバラ、英語ではドッグローズとも呼ばれます。
5月ごろに花を開き、花の直径は3〜5cmほど。
淡いピンク色の5枚の花びらをもっています。

葉は奇数羽状複葉といって、小さな葉が軸の両側に並び、先端にもう1枚がつく形をしています。
葉の付け根には托葉(たくよう)——葉のような、あるいは棘のような小さな構造——がつきます。
そして、枝には棘があります。
ワイルドローズの棘は下向きに曲がっていて、鉤のような形をしています。

一般にバラ科の植物は、根をしっかりと地中に張るのが特徴です。
一年の姿を追う
ベランダで育てているワイルドローズを、季節ごとに撮ってきました。
冬のあいだ、枝の先には赤みを帯びた小さな芽がついています。
3月に入ると芽がふくらみはじめ、下旬には葉が開きます。
4月の終わりには枝が伸びて、5月の初めに蕾が上がってきます。

蕾がふくらんでから開くまでは、数日のことです。
2016年は、5月9日に蕾、12日にふくらみ、13日に花が開きました。

花が終わると、実がふくらみはじめます。
6月にはまだ緑色をしていますが、秋にかけてだんだんと色づき、9月には赤いローズヒップになります。
ベランダの鉢のなかで、この一年がくり返されています。
種を蒔いてみた
種から育ったワイルドローズを見てみたくて、蒔いてみたことがあります。
秋にローズヒップを採って冷蔵庫にしまっておき、半分に割って種を取り出しました。
種の周りには発芽を抑える繊維質のものがついているので、洗って数日水につけてから蒔きます。
2018年、種を蒔きましたが、発芽しませんでした。
2019年も、発芽しませんでした。
ところが2020年、植えた覚えのない鉢から、見たことのある葉が出てきたのです。
どう見てもバラの葉でした。
その後、実家の休耕田に植えました。
ワイルドローズだと思っているのですが、まだ花が咲いていないので、確証はもてません。

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ワイルドローズの写真



参考文献
(*1)エドワード・バッチ、ジュリアン・バーナード編、谷口みよ子訳『エドワード・バッチ著作集――フラワーレメディーの真髄を探る』BABジャパン、2008、p.62
・Julian Barnard, *Collected Writings of Edward Bach*, Ashgrove Press Limited, 1994
・Edward Bach, *The Twelve Healers and other remedies*, CW Daniel Company, 1936
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