植物観察基礎講座「ドクダミ」の参加者の方の感想

2023年10月18日

植物観察基礎講座「ドクダミ」の参加者の方の感想

植物観察基礎講座「ドクダミ」の参加者の方の感想

昨日は「フラワーエッセンスのための植物観察基礎講座:ドクダミ」のオンライン講座でした。

この講座は、ゲーテの自然観察のアプローチをベースに

身近な植物を実際に観察してみる体験講座です。

フラワーエッセンスと植物と心の関係

体験的に理解するための基本を学ぶことができます。

講座というより、ワークショップといった方がいいかもしれません。

各々発見したことを自由に発言してもらうのですが、

えーっ!茎が赤い!」とか、

葉っぱの縁も赤い!」とか、

葉柄と同じように茎にも溝があります!」とか、

4枚の総苞片の大きさが違う!」とか、

花の匂いはあの匂いと違うー--!」とか・・・

とにかく目の前のドクダミに意識を添わせて

発見をシェアする楽しい時間です(^^)

そのなかでいくつか伝えたいポイントがあるのですが、

参加者の方(T.Oさん)が感想を送ってくださったので、

それを読んでいただくほうが伝わるかなと思い、

T.Oさんに了解をとって公開していただくことにしました。

T.Oさん、ありがとうございます。

自分の世界に植物を招くのではなくて、自分の世界を出て植物の世界を見る

昨日はありがとうございました。
とても楽しい時間を過ごす事ができました!

ドクダミの絵を、
さっそく思い出して描いてみました。

(註:植物の細部にまで意識を届けて、
形や色を理解するには、
スケッチするのが一番いいですね。
芸術性は関係ありません。
目の前の植物の姿かたちを
紙の上に再現してみることは、
言い換えるとその形や色を体験することです。)

高原さんが仰っていたように、
意外と覚えているところもあり、
特に自分が丁寧に観察した所
(私の場合は葉脈)は、
覚えているものなんだなぁと思いました。

(註:参加者の方には
観察した翌日に
実物を見ないで
思い出して描いてみる
ということをおすすめしました。
この作業は植物の姿かたちや
その変化の過程が自分のなかに
リアルに根付くのを助けます。)

ただ、実際に観察しながら
描いたドクダミの方が、
なんだか生命が宿っているような気がして、
思い出して描いた方は、
どこか平面的で
のっぺりとした感じがしました。

やはり、実際に観察して描くということは、
植物の生命を絵の中(紙)に取り込んでいく、
そんな神聖な作業なんじゃないかなとも思いました。

(註:!!)

講座を受けみて、
そういえば学生の頃、
理科の植物の仕組みの授業が
好きだったということを思い出しました。

あと、観察する上で、
自分の世界に植物を招くのではなくて、
自分の世界を出て植物の世界を見る。
という事がとても印象的でした。

高原さんの仰ったように、
人間関係においても大切であり、
子育てにおいても、
とても大切なような気がしました。

「あなたの世界を尊重します」

そんな態度で、子ども達の世界を
観察していきたいなと思いました。

感想がとても長くなってしまいましたが、
植物を観察する事が、
こんなにも奥深いものだという事を知って、
どうやら植物の沼に落ちていきそうです笑

(註:深い沼へようこそ(^^)/)

これからも少しずつ、
植物のために時間を
使っていきたいと思います。
ありがとうございました。

T.Oさん

(註:もしよければ以下の記事「他者に出会う~ゲーテ的な植物観察のアプローチに学ぶこと」を参考にしてください。)


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