フラワーエッセンスのための植物観察

2024年2月5日

フラワーエッセンスのための植物観察

フラワーエッセンスのための植物観察

フラワーエッセンスへの理解を深め、私たちが植物と共有している自然(いのち)について理解を深めるための植物観察です。

2023年フラワーエッセンス植物観察講座(観察会)

2023年3月11日(土)14時~16時30分:オオイヌノフグリ​(オンラインZoom)​

​(2023年3月25日(土)13時~15時30分:京都府立植物園)​​

​2023年4月22日(土)14時~16時30分:タンポポ​(オンラインZoom)

​2023年5月13日(土)14時~16時30分:オオイヌノフグリ​​(オンラインZoom)

​(2023年6月10日(土)13時~15時30分:京都府立植物園)

​2023年7月29日(土)10時~12時30分:ツユクサ​​(オンラインZoom)

※3月25日、6月10日はオンラインではなく、京都府立植物園での観察会です。

⇒ フラワーエッセンス植物観察・基礎講座

2023年5月3日(水)~5月5日(金):フラワーエッセンス集中研修「自分のためにフラワーエッセンスをつくる」

2021年以前のフラワーエッセンス植物観察講座

2021年以前のフラワーエッセンス植物観察講座

フラワーエッセンスの植物観察が目指すところ

フラワーエッセンスの植物観察はゲーテの自然観察のアプローチをベースにしています。

それは、「先入観や主観を脇に置いて、植物そのものの色や形が現にどうかを丹念にたどることで、目の前にある植物そのものに出会うこと」を目指します。

というのは、普段見ているのは、はたして「植物そのもの」でしょうか?

普段の生活をしている私たちはたいてい左脳優位の状態ですが、左脳は見たものを分類して、一般化して、名前をつけて理解しようとするのが仕事です。比較したり、分類したり、一般化したり、判断したり、解釈したり…

たとえば、この花は「赤い」花だとか、この葉っぱは「ハート形」だと判断したら、花そのものの赤や、葉っぱ自体の形をたどるのをやめて、自分の頭の中の「赤」や「ハート形」に照らして一般化して、花の色や葉っぱの形が「わかった」と思います。

その時点で、もうそれ以上目の前の植物の色や形を丹念にたどること、言い換えると、感覚を開いて目の前の植物に意識を添わせることをやめてしまうのが普通です。

それはつまり、目の前の植物との対話をやめて、自分の主観や価値観の中に乱暴に植物を引き入れて解釈してしまうことになりかねません。

フラワーエッセンスの植物観察で実現したいことは、普段左脳がおこなっている仕事、比較したり、分類したり、一般化したり、判断したり、解釈したり…といったことを少しの間休ませて、植物そのものの色や形を丹念にたどることで、目の前にある植物そのものに出会うことです。そして、植物の形態や色の変化の過程を可能にしているいのちの「何か」、その背後にはたらいているいのちの「何か」に触れることを目指します。

観察会(観察講座)の感想

チェリープラムの観察会に参加した感想をまた別の方が送ってくださいました。ご紹介します。

「自然が教えてくれるいちばん大切なことは、本や教科書には書いていなくて、自分自身の中にある事を植物たちはいつも教えてくれている気がします。」と書かれていますが、本当にそうだと思います。

~チェリープラム観察会に参加して~

先日はチェリープラム観察会に参加させていただき、ありがとうございました。
チェリープラムとは昨年春の観察会から1年ぶりの再会で、前回と同じく穏やかな晴天に恵まれて、光を受けてキラキラ輝くチェリープラムを見上げながら、とても懐かしい気持ちになりました。

再会したチェリープラムは、透きとおるような印象はそのままに、少し樹形が変化したのか、昨年よりも落ち着いたような印象がありました。

鳥たちが何度も枝に止まってさえずる声が心地よく、スケッチをしたり写真を撮ったりしながら花を見上げていると、空を一瞬、美しい彩雲が横切るのが見えたり…。
日常を離れて植物と接する時間は、時の流れがゆったりとしていて、ふと自分の素直な気持ちに気付いたり、空の美しさや風のやわらかな音、ふだんは感じることのないような感覚を覚えたりします。

1年の間にその後ラーチ、オリーブ、ツリフネソウの観察会に参加させていただきましたが、その感覚は毎回、忘れられない大切なものへと変わってきました。

自然が教えてくれるいちばん大切なことは、本や教科書には書いていなくて、自分自身の中にある事を植物たちはいつも教えてくれている気がします。
これから先も植物、自然に会いに行く時間を大切に重ねて行きたいと思います。ありがとうございました。

K.Yさん

Posted by takahara.daisuke