ハンズオンヒーリングと変性意識
「聖域で眠る」で書いたように「癒える」ということが起こるときには最後のところはやっぱり「聖なるもの」がかかわってくるんじゃないかと思うわけですが、そういうとき人は意識の状態が変わっている、変化している。そう思いませんか。
たとえば、もっと身近な例でいうと、自然の中に足を踏み入れたときや、神聖な場に足を踏み入れたときなどは、普段、日常生活で、あれして、これして、次はこうして・・・と思っているときや、仕事モードで活動しているときとは違う意識のモードになります。
「癒し」を目的とするセッションの枠組み(時間、料金、場所、守秘義務、バウンダリーなど)をしっかり安定させなくてはいけない理由は、意識のモードが変わるための、物理的、エネルギー的に安全な場をつくるためですね。
ハンズオンヒーリングはヒーラーがしっかりグラウンディングして、大地のエネルギーを足から自分の体に汲み上げます。そのエネルギーはヒーラーの体を通っていろいろなレベルのエネルギーに変換される、または意識的に変換します。
変換するといっても何か特別な操作をするわけではなく、健康な人がふつうに行っていることをヒーラーは訓練して意識的に行うわけです。それによって手を置いた領域のエネルギーを浄化したり、補給したり、調整したりしています。
そのようなエネルギーの交流が起こるとき、受けたことのある方は実感としてわかると思いますが、意識のモードが変わります。ヒーラーがヒーリングモードに入ると意識の状態が変わるわけですが、それが共振的に伝わってクライエントの人の意識のモードも変わります。その部屋のモードも変わります。
そのときにヒーリングを受けている人は自分自身についていろいろなことを感じます。それは人によって違うのですが、眠っているのか起きているのかわからないような状態を経験したり、そのときに普段考えていることが頭の中をながれていったり、その答えが、あっそうだったと見つかったり、深くリラックスしていく過程で緊張しているところが自分でわかったり、エネルギーが流れにくいところに自分で気づいたり・・・。
そのようなことが可能になるのは、意識の表層だけではない部分にアクセスすることが可能になるからだと思います。逆に言うと、表層の意識が活発に活動しすぎているとエネルギーの交流は起こりにくくなります。
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